次男が不登校になりまして⑨

不登校関連

カウンセリングに通うことになった次男と私。

忘れもしない中学1年の時期。

その頃、大変なことが起きていた。

悪夢のような出来事

次男が中学1年の頃。

突然、私の携帯電話に、学校から電話がかかってきた。

「次男君が自分で自分の腕を切って怪我をしました。すぐに来てください。」

担任の先生からそう言われて、何が何だか分からなかった。

・・・自分で腕を切った!?なぜ???

ただただショックだった。

「ああ、ついに大変なことが起きてしまった」

と思い、どん底に突き落とされるような気持ちになったのを覚えている。

その日、次男が登校した為、私は遠方の実家で雑用をしていた。

実家から中学校までは車で1時間半。

実家には、急用が出来たと言って、急いで車に乗り、中学校に向かった。

全身が震えていたけど、必死に運転した。

ようやく学校に到着して、まずは職員室に走り、担任の先生から事情を聞いた。

追いつめられていた次男

別室に案内されて、担任の先生方から話を聞いた。

その日、次男のクラスでは数学のテストをしていたらしい。

数学は次男の好きな科目だった。

でも、あまり登校をしていなかった次男は、テスト問題が解けなかったらしい。

得意科目なのに、全然分からない・・・

悔しい思いをしていた次男の前で、同級生が言った言葉で次男の様子が急変した。

「こんな問題、誰でも解けるよなぁ。解けない方がおかしいわ!!」

・・・それは、何気ない日常会話だったのかもしれない。

もしかしたら、冗談だったのかもしれない。

でも、その言葉で、次男の気持ちが切れてしまったらしい。

やり場のない思いが、次男を自傷行為に駆り立ててしまった。

持っていた小さなカッターの刃で、突然自分の腕を切りつけた。

流血した次男の様子に気付いた周囲の同級生たちが、次男を保健室に連れて行ってくれたという。

一連の流れを聞いて、次男の気持ちを思い、どうしたら良いのか分からなくなった。

また、先生方や同級生に対して、ただただ申し訳なく思い、うなだれた私。

次男が自傷行為に走ってしまった現実を受け止められずにいた。

そして、先生方の前で「こんなことになるなんて、、、」と号泣してしまった。

その時の、先生方の悲痛な表情が忘れられない。

次男が変わってしまった

先生方から説明を受けて、号泣して、それからお詫びをして、次男がいる保健室に向かった。

次男は、腕に包帯を巻かれて痛々しい様子。

既に落ち着いている様子だと言われていたが、私が見たのは、今までの次男ではなかった。

どこか別人のようだった。

無表情で無言でぶっきらぼうで、、、

あんなに優しく穏やかだった次男の面影は、もう何処にもなかった。

私は、次男になるべく明るく接しようと思った。

笑顔で「家に帰ろう」と次男に言った。

次男は何も話さず、全く表情も変わらなかった。

私のことが見えていないように思えた。

そんな次男の様子は、私にとって、とても辛く悲しいものだった。

帰宅しても、次男の様子は変わらず。

それからしばらく、次男の様子は落ち着かなかった。

そして、私はカウンセリングに行くことを決めたのだった。

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