次男が不登校になりまして㉟

不登校関連

高校2年となっている次男。

進学について、考えなくてはいけない悩ましい時期。

でも、精神面に波があり、不安定な時もあり、落ち着いている時でないと話し合いが出来ない。

私が仕事から帰宅した際のちょっとした時間や、次男が穏やかな雰囲気でいる時・・・

そんなすきま時間を見つけては、次男と話し合うことが増えた。

次男の進路について考えてきた

次男は、高専進学を目指すほど、機械関連が好きな子だった。

不登校の時期でも、学校で技術の授業がある日は登校していた。

小さい頃から手先が器用で、折り紙やお菓子作りも好きだった。

好きなゲームキャラクターのマスコットをフェルトで手作りしたこともあった。

それゆえ、私は、次男の進路については、機械や技術関連の学校への進学を視野に入れていた。

色んな技術を身に付けて、自立してほしい一心だった。

遠方にある機械関連の学校のオープンキャンパスに何度も通って、学校の雰囲気等も体感してきた。

でも、それはあくまで私の希望であり、次男の希望ではなかった。

次男の希望した予想外の進路

次男の立場に立って、一生懸命に進路を考えてきたつもりだったけれど。

次男は確かに機械や技術関連が好きだったけれど。

やはり、本人の気持ちは本人にしか分からない。

最近になって、次男の考えに急速な変化が出てきた。

数日前、仕事から帰宅した私は

「今日も寒いねぇ、今日はどんな感じの1日だったの?」

と、ストーブの前で座り込んで、何気なく次男に話しかけた。

すると、次男もストーブの前に座りこんできた。

そこで、私は

「あのさぁ、色々と進路について考える時期だけど、次男はどうしたい?」

と何となく聞いてみた。

最近は

「自分の進む道が分からない」

と悩んでいる様子だった次男。

進学希望ということ以外は、まだ具体的な希望は聞けていなかった。

次男が口を開いた。

そこで、予想外の展開が待っていた。

次男が発したのは

「医療関連の専門の資格を取りたい。その勉強がしたい。」

という言葉だった。

自分で人生を切り拓いて欲しい

次男の言葉に驚いた。

医療専門の道に進みたいと言うとは思っていなかった。

確かに筋トレにはまったり、プロテインを飲んだり、身体の筋肉等に関する本を購入して、独学で学んでいたけれど。

次男に、その理由を聞いてみた。

「人間の体や筋肉等の勉強をしたい。体が辛くて困っている人を助けたい。」

と次男は言う。

実は、高校1年の夏、医療関連の専門学校のオープンキャンパスに一緒に行ったことがある。

「医療関連の道が、次男に向いているんじゃないか」と私が考えて連れて行った。

でも、その時の次男の反応は薄く、あまり興味を持たなかった。

当時は、次男は、医療より機械関連の勉強に興味を持っていた。

なのに、1年半後に、次男の考えは変わっていた。

私は、ふと次男が小学校の卒業式で言った言葉を思い出した。

不登校で泣いてばかりだった次男が、卒業式で自分の目標を大きな声で語った。

「僕は、将来、人の役に立つ人間になりたいです!!」

小学校の卒業式から5年後の今、自らの目標を具現化しようとしている次男が、何だか大きく見えた。

「いいと思うよ。やってみなよ。」

と私は次男に言った。

早速、オープンキャンパスに申し込んだ。

自宅から、車で4時間の場所にある専門学校。

自分で決めたことなら、自分でやり遂げてほしい。

自分の人生は、自分で切り拓け。

次男は、それ以降、早起きして登校するようになった。

学校のレポートに、必死になって取り組むようになった。

自分の決意を前向きに出しているんだと思う。

ガンバレ、次男。

今が、きっと人生の頑張り時だよ。

費用も何かとかかるけど・・・何とかするか。

頑張るよ、母も。

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