通信制高校の3年生となった次男。
残り1年となった高校生活。
でも、新学年早々、不安定になって暴言が絶えない日々が続いた。
春って、やっぱり不安定になるのかな。
ストレスが溜まって、自分ではどうにもならないんだろうな。

次男の暴言に慣れてきたとはいえ・・・
面と向かって鬼みたいな形相で、長時間に渡って暴言を吐かれると、やっぱりキツイ。
主治医に鬱と言われて・・・
次男が通院している心療内科の主治医と、少し前に話をした。
今まで、次男の症状について、先生と色々と話してきた。
次男の病名について聞いたが「次男君の症状は軽いです」とだけ言われた。
(個人的には、とても軽い状態には見えなかったけれど)

しかし、それ以上、詳細な病名について、先生は話そうとしなかった。
きっと、詳細な症状を見て、どんな病気なのかを見極めているんだろうなと思った。
それから何年も経った。
現在、次男の様子は、感情の起伏は激しいし、時々暴言もあるけれど、中学時代よりも飛躍的に落ち着いてきた。
もしかしたら、もう精神的な病名は付かないかもしれない。
そんな風に、少し期待を持ってしまった。
そこで、思い切って、先生に次男の病名について、改めて聞いてみた。
先生は、何だか言いづらそうに
「次男君は鬱ですよ」
とポツリと言った。
やっぱりね、そりゃそうだよね
主治医から、次男は鬱だと面と向かって言われてしまった。
本当は、少しは予想していた。
次男が鬱かもしれないという現実を。
でも、鬱だと聞いた瞬間、流石にショックで一瞬固まった私。
でも、すぐに思った。
「やっぱりね、そりゃそうだよね、あんなに酷い状態だもんね」
ショックではあったけれど、我が家の環境を見直すきっかけとなった気がした。

鬱だったのかと思うと・・・
今までの次男がどれだけ辛かったのか、どんな思いで日々を過ごしてきたのか。
振り返ってみると、私は次男に対して、必死で寄り添ってきたけれど・・・
寄り添えていなかったのかもしれない。
自分自身も辛くて、色んなことに耐えるのに必死で、次男の本当の気持ちに気付けていなかったのかもしれない。
次男が私に対して「この毒親!!」と怒鳴っていたのが、少し理解できるように思えた。
次男に申し訳なく思えた。
再スタートする
次男が鬱と分かり、私は次男に対する接し方を考えた。
今までだって、何年も何年も考えてきた。
だけど、それでも考えた。
どんな風に接したら、次男は笑顔になるだろうか。
何を話したら、辛い思いを和らげることができるのか。

色々と色々と考えた結果、私は思った。
「自分の子供ではなく、大事な友人に接するように対応しよう」
自分の子供に接すると、どうしても注意をしてしまったり、言わなくちゃいけないと感じることも多い。
大事な友人に接する時なら、そんなことは考えない。
当たり前のことかもしれないけれど、次男を安心させたい。
次男を大事に思う人が沢山いることを分かってほしい。
のんびりした状態で、細かいことは言わずに、穏やかに過ごそうと思った。
次男の笑顔が見たかった。



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