腸閉塞になりまして⑤

雑記

腸閉塞の手術を受けて、ようやく痛みから解放された私。

しばらく入院生活を送ることになった私。

緊急入院だったし、付添もいなかったし、入院に関する説明を全く受けていなかった私。

困り果てたが、友人達に必需品を病院に届けてもらって、徐々に快適な入院生活を送れるようになった。

でも、自分の心配よりも、もっと心配な事があった。

次男が一人暮らし状態になってしまった

私が緊急入院した当時、私は次男と2人暮らしだった。

次男は小学校5年生から不登校がちで、通学型の通信制高校に在籍している。

私が救急搬送された日は、次男の期末テスト期間中だった。

次男に対して、登校してテストを受けるように伝えてから、救急車に乗った私。

検査結果は腸閉塞で、そのまま手術を受けて、入院となってしまった。

おかげで、次男は一人暮らしの状態となった。

遠方に住む母が心配して、私の入院中は、実家に一緒に住むように次男に話してくれたらしい。

しかし、次男は拒否。

テスト期間中だし、慣れた環境がいいと言ったそうだ。

(テスト期間中は、半分程度休んでいましたがw)

次男は一人暮らしを満喫!?

そんな訳で、高校2年にして一人暮らしをすることになった次男。

洗濯は教えてあったけど、食事を作ったことはほとんどない。

幸いなことに、非常用食料として、パックごはんのストックがあった。

スーパーでレトルト食品や惣菜を買えば、何とかなるか・・そう思っていた。

有難いことに、遠方の兄が、次男宛に沢山のレトルト食品を送ってくれた。

次男が大喜びしていた。

感謝感謝。

実家の母も、色んな援助をしてくれた。

本当に有り難かった。

そんなこんなで、私が入院中、次男は予想外に快適に一人暮らしをしていたらしい。

あまりの痛みで

私は、自分で救急車を呼んで、病院に搬送された。

その際に、あまりの痛みで

「もうダメかもしれない、病院でコロナに感染して、あの世に行くかもしれない」

「どうしよう、まだ子供達が高校生なのに」

「まだ子供達に、お金に関することを何も教えていないのに」

・・・と相当ネガティブなことを考えていた私。

しかし、次男も、相当深刻なことを考えていた。

私の搬送時に次男が考えていたこと

私の父、すなわち次男の祖父は、数年前に突然亡くなった。

元々持病があり、手術を行い、通院生活をしていたが、母と一緒に元気に暮らしていた。

それが、ある日の深夜、突然腹痛を訴え、救急車を呼んだ。

そして、自分で救急車に乗り、ストレッチャーの上に横になった瞬間に、心停止してしまった。

あまりの出来事に、救急隊員も母も、ただただ驚いた。

蘇生を試みつつ、病院に搬送されたが、そのまま父は帰らぬ人となった。

次男は、祖父にとても懐いていて、祖父が亡くなった時、相当ショックを受けていた。

訃報を知り、ずっと泣いていた次男。

次男は、私が救急車で運ばれる際、祖父のことを思い出していたらしい。

「ママも、じいじみたいに、このまま帰ってこないかもしれない」

次男はそう思い、めちゃくちゃ怖くて不安になったそうだ。

この話は、退院後に次男から聞いて驚いた。

高校生の次男にとって、どれだけ不安だっただろうか。

申し訳ないことをしてしまった。

健康でいなければ、と改めて思った。

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