高専寮のお話③病気編

高専関連

中学を卒業したばかりの我が子が、高専の寮に入ることになったら・・・親としては、ありとあらゆることが心配になりますよね。

私も、当初はものすごく心配でした。

特に心配だったのが【病気になったらどうするの!?】という事案でした。

長男は、高専1年の冬にインフルエンザに感染して、大変な目に遭いました。

何も手助けしてやれず、親としては辛かったですが、それは本人が成長していく過程でもありました。

寮生が病気になったら?

寮生活を送る学生が体調を崩した時、自分1人で医院に行き、診察を受けます。

基本的に、誰も付き添ってくれません。

寮の先生がタクシーを呼んでくれるので、自分で保険証や現金を持って医院に向かいます。

医院に行った証明(領収書等)がないと、病欠を証明できないそうです。

医院からの帰途は、自分でタクシーを呼ぶか、バスに乗ります。

(タクシー代、バス代はもちろん実費)

この話を聞いた時「病気の学生が1人で病院へ向かうのか!?」とビックリ仰天しました。

長男がインフルエンザに罹患した時の話

寮内でインフルエンザが大流行した時期があり、長男もしっかり感染。

寮生がインフルエンザ等の感染症に罹った場合は、保護者に車で迎えに来てもらって帰宅します。

(公共交通機関での帰省はできません。)

自宅が遠すぎて、車で迎えに来てもらえない寮生は、寮内の隔離室に入ります。

長男は、39度の高熱が出た為、先生に報告すると、すぐに隔離室へ入るように指示がありました。

自分の布団を抱えて、自力で隔離室に移動します・・・隔離室から遠く離れた部屋の学生には、相当キツイ(涙

そして、長男は、持たせていた検査キットを使い、インフルエンザ陽性が発覚。

その後、長男は、寮の先生が呼んでくれたタクシーに1人で乗り、最寄りの医院へ。

ようやく辿り着いた医院は、インフルエンザの患者で大混雑。

数時間待たされたそうです(泣

診察後、薬を処方され、フラフラの状態で、バスに乗って寮に戻った長男。

(当時、地元のバスに慣れていなかった長男は、違う路線のバスに乗ってしまい・・・運転手さんの厚意で高専近くで降ろしてもらったそうです。感謝!!)

その経緯を聞いた際は、さすがに不憫で泣けてきました。

が、これは高専生として逞しくなっていく過程だと思います。

若いので、すぐに回復していく学生が多いです。

※医院に行った際、スポーツ飲料や経口補水液飲むゼリーを仕入れましょう。

寮に戻ると、隔離室から出られない為、飲料の購入ができなくなります。

病気になった時の食事は?

寮で病気になっても、病人用の食事は作ってもらえません。

「お茶漬けのようなご飯を持ってきてくれたが、あとは普通のおかずが出てきた」と長男から聞きました。

レトルトのお粥を買ってきても、隔離室にレンジがないので常温で食べるしかないそうです。

日頃から、飲むゼリーやスポーツドリンク等は常備しておくと良いと思います。

また、風邪薬・鎮痛剤等の市販薬、体温計も常備しておくことを強くおススメします。

余談

体調を崩した場合、平日の昼間なら、前述の通りの対応になります。

夜間や土日祝日に体調を崩すと、もっと大変なことになります。

最寄りの医院は閉まっている為、夜間対応の病院まで行かねばなりません。

(夜間対応の病院は、長男が入っている寮からはるか遠くにあります。)

しかも、そこでは簡単な診察と薬の処方しかないので、改めて専門の医院で診察をしてもらう必要が出てきます。

病気になるタイミングなんて、自分ではどうにもならないけれど、集団生活を送ることを肝に銘じて、とにかく早目に対応することが大事です。

インフルエンザやコロナの検査キットを持たせておくのも良いと思います。

また、ここに記載したのは、あくまで長男のいる寮での対応です。

高専によって対応が違うと思いますので、必ず担当者に確認してくださいね。

コメント

タイトルとURLをコピーしました