何度も次男に殴られて、ついに気持ちが途切れた私。
多分、壊れかけてきた私。
次男の不登校が始まってから6年半。
ずいぶん長い間、頑張ってきたんだけど。
諦めの境地かもしれない。

それでも、私の人生は、次男の為に存在するものじゃない。
もちろん、私の人生は、次男に壊されるものでもない。
ずっと長い間、私の人生は、次男に占領されてきた気がする。
自分のものは、自分で取り返す。
心療内科で話したこと
時期を同じくして、次男が通院している心療内科の診察日が来た。
普段は、私1人で診察を受け、次男の様子を話し、先生から薬を処方されていた。
今回は、次男も一緒に行くと言いだし、車で1時間かかる病院へ。
次男が診察を受けるのは久しぶりだった。

診察室に入ると、担当の先生が優しく
「最近はどうされていましたか?体調はどうですか?」
と聞いてきた。
次男は、ハキハキとした様子で先生に受け答えしている。
自宅にいる時の次男とは別人。
どう見ても、私に暴力を振るう子には見えない。
進路についても、生き生きとした様子で、自身の希望を先生に話す次男。
次男との会話を終えた先生は、私に対して質問をした。
「お母さんからは、何かありますか?」
次男の前で、先生に暴力沙汰を話す
私は、思い切って先生に話した。

この子は、自宅で感情が爆発すると、私を殴ります。
どうしたらいいんでしょうか。
私は、もう辛いです。
・・・診察室の空気が変わった。
先生と次男の表情も、少し変わった。
次男の暴力を【次男と第三者が一緒にいる場所】で話したのは、初めてのことだった。
私の話を聞いて、先生は次男に話しかけた。

お母さんは、次男君にとって、とても大切な人です。
次男君は、お母さんがいなくなったら、生きていけませんよ。
そんな大切な人を殴ってはいけませんよ。
とても優しい口調で、先生が次男を諭した。
こんなに優しい口調で、こんな話の内容で、果たして次男に響くんだろうか。
次男は、先生の言葉に「はい」とだけ答えていた。
待合室で次男に話した
診察を終えて、待合室に行き、会計待ちの時間に、次男と話した。

この間は殴ってごめんなさい

以前に、暴力を振るうのは許さないと言ったよね。
それについては、どう思ってるの?

暴力を振るってしまうほど、自分を怒らせるのが悪いと思う
あぁ、もうダメだ。話が通じない。
こんなに自己中心な人間になってしまったのか。
私が今まで頑張ってきたことは、間違っていたのか。
私の考え方が間違っているのか。
もう訳が分からなくなってきた。
次男に最後通告
次男に最後通告した。
病院の待合室で。
自宅で会話をすると、次男が話を聞いてくれなかったり、怒鳴ってくる可能性があったから。
だから、あえて、人目がある場所で話をした。
🔴ママは、もう疲れた。
🔴これ以上、次男の為に頑張れないし、応援できない。
🔴これ以上頑張ると、ママは心身ともに病気になるだろう。
🔴恩着せがましいと思うだろうけど、今までずっとママは次男を庇ってきた。
🔴それでも、ママは毒親だと罵られ、殴られた。
🔴殴られるのも嫌だし、こんな生活はもう嫌だ。
🔴次男が辛い原因が、親の育て方のせいだと怒鳴られて、どんな気持ちでママが生きてきたのか分かるのか。
🔴何年も何年も、朝から晩まで、鬼みたいな顔で
「しんどい、疲れた、生きていたくない、どうしたらいい?」
と言われて、ママの頭がおかしくなりそうで、ものすごく辛かった。
🔴毎朝、お弁当作って、起きてこない次男を必死に何度も起こして、起きてきたと思ったら、不機嫌で怒鳴られるのは嫌だ。
🔴次男の食事を作ってから仕事に行って、疲れて帰宅したら、次男に「しんどい、疲れた、生きていたくない」と言われ、挙げ句の果てに怒鳴られるのは嫌だ。
🔴相談された時も、一生懸命に考えて返答しても「そうじゃない!!」と怒鳴られるのは嫌だ。
🔴次男は、自分で思っているよりも、ずっとずっと口調も言葉もきつい。
🔴次男は、些細なことで怒りすぎる。
🔴次男が希望の学校に行けるように応援してきたけど、もう応援したくない。
🔴学校が嫌なら、辞めればいい。
🔴進学せずに、家を出て、働きながら、1人で生きていけばいい。
🔴次男は、自分の時間を自分の為だけに使えるだろうけど、ママは自分の時間のほとんどを自分の為に使えない。
🔴次男は、自身のことをもっと自分で行うべきだ。
延々と、そして淡々と、待合室で次男に話した。
こんなことを次男に話したのは、初めてだった。
今後、どうなるのか、まだ分からない。
でも、次男と一線を引こうと思った。
そうしなければ、おそらく両方が潰れる。

それからの次男は、何かを悟ったような態度を取っている。
学校にも通学している。
いろんなことを考えて、今後を決めていかねばならないが、まずは自分を守ろうと思った。
自分が正しいことを言ったのかどうか、自分でも分からない部分が多々ある。
でも、大きな一歩を踏み出したと思う。
不登校の子供に対して、見守りだけの対処なんてありえない。
親だって踏み出さなくちゃ、何も始まらない。
これで良かったんだ、と思える未来を見たい。
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