春休みが明けて、ついに新学年となった。
通信制高校3年生となった次男。
ついに受験生。
勝負の年の幕開け。
長男が遠方の高専に戻ってからは、落ち着いた日々を送り、笑顔を見せる次男だった。
少しだけ安心していた私。
が・・・早々にやらかしてくれました。
新学期がスタートする朝は
新学期の始業式の日。
ちゃんと起きてくるだろうか、どうだろうか、、、とハラハラしていた私。
そんな私と裏腹に、次男は、自分から起きてきた。
朝食を摂り、登校の準備をして、普通に自宅を出て行った。
ビックリした。
玄関で「行ってきます」と言う次男を見送った。

こんな普通の登校シーンに、どれだけ憧れ、どれだけ望んだことか。
あまりにスムーズで、逆に「大丈夫?」と心配に思うほどだった。
きっと、次男なりの決意表明だったんだと思う。
嬉しかったけど、その反動が怖かった。

めっちゃめちゃに疲れて帰宅して、大騒ぎするんじゃないかと思った。
・・・その日、予想通りに、相当疲れて帰宅した次男。
きっと、すごく頑張ったんだと思う。
でも「疲れたから早く寝る」と言って、早々に寝てしまった。
私が拍子抜けするほどに。
このまま、順調に毎日が過ぎればいいな、と思った。
ついつい、いつも思ってしまう。
でも、やはり甘かった。
突然の大暴れ
始業式の翌日の深夜。
私が洗面所でドライヤーで髪を乾かしている時、突然次男がやって来た。
さっきまで普通に会話していた次男とは、明らかに目つきが違う。

「あぁ、またか。今度は何を言われるんだろう。」
と思った。
次男は何やら怒っている。
先日、私が次男に最後通告したことを根に持っている様子だった。
そして、私に対して「毒親」というワードを頻繁に使ってくる。
こうなると、もう何を言っても通じない。
新学期が始まって、ストレス満載で、どうしようもなくなったのだろう。
そして、私にしかストレスをぶつける相手がいなかったのだろう。
私は、ドライヤーを持ったまま、次男の話を聞いた。
そのうち、感情が爆発した次男は、自室からハンマーを持ち出した。
私に対する威嚇のつもりだったのだろう。
ハンマーを床に投げ出したりして、深夜なのに大きな音を出していた。
(階下の方に本当に申し訳なく思った)

私は、このままハンマーで殴られるんだろうか。
ハンマーで殴られたら痛いだろうな。
殴られて入院とかしたら、長男に何て言おうか。
このまま人生を終えることになったら、どうしよう。
まだエンディングノートを書き終えてないなぁ。
遠方に住む長男に迷惑をかけちゃうなぁ。
でも、次男を犯罪者にする訳にはいかないなぁ。
・・・そんなことばかり考えていた、ドライヤーを持ったままw
慣れというのは恐ろしいもので、私はハンマーで威嚇してくる次男を見ながら、冷静だった。
怖いとは感じなかった。
ドライヤーでハンマーを防げるかな、なんて思ってもいた。
護身術を習おうかな、なんて考えたりもしていた。
いつまで頑張ればいいのやら
しばらく、ドライヤーを持ったまま、大騒ぎする次男の話を聞いていた。
言いたいことを言えたのか、疲れたのか、1時間程度騒いだ次男は
「もう寝る」
と言って自室に戻った。
私は、ようやく自分のベッドに入った。
でも、神経が高ぶって眠れない。
いつまで頑張ったらいいのか。
いつになったら、平和なストレスがない人生になるのか。
皆目見当がつかない。
歴史は繰り返される
翌日は、朝から用事があり、そのまま仕事に行った私。
次男は、私が自宅を出る時には、まだ寝ていた。
私が仕事を終えて、帰宅したのは22時近かった。
次男は、普通に私を出迎えた。
多分、反省したのだろう。
でも謝罪の言葉はない。
いつもと同じ。
ずっと歴史が繰り返されてる。
いつまで、どこまで頑張ればいいのやら。
こんな思いをしている親は、きっと世の中に沢山いるんだろうなぁ。
平和に楽しく慎ましく生きたいだけなのに、なかなか希望通りにはいかない。
いや、それでも、頑張れ、私。
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