何年も通院している心療内科の主治医から「次男君は鬱です」と言われた。
正直ショックだった。
どうしたらいいんだろうか、とずっと考えていた。
そんな時、次男が自宅で荒れて
「こんな生活、鬱になっちゃうよー!!」
と怒って叫んだ。

その瞬間、ものすごく迷ったが・・・私は次男に、鬱であることを伝えた。
「今までもの凄く辛かったのに、分かってあげられなくて、本当にごめんね。
次男は、今までものすごく頑張ってきたから、もう頑張らなくてもいいんだよ。」
という言葉を添えて。
それから、次男は少しずつ変わっていった。
次男の変化
次男に鬱だと伝えてから、次男の生活に変化が表れた。
学校に休まず、普通に登校するようになった。
今までは、すぐに「今日は休む」と言って、部屋から出てこなかったのに。
眠そうにしながら、必死に起きてくる。
そして、表情が以前よりも穏やかになった。
私に対する話し方も、格段に優しくなった。

次男がイライラすることもあるけれど、以前より激減した。
嬉しかったけど・・・どうしたんだろうか。
鬱と分かって色々と納得出来たのかな、また反動で怒り出すのかな、と色々考えていた。
そんなある時、次男は私に言った。
「もう頑張らなくていいって言ってくれて、ありがとう。
そう言ってくれて、凄く嬉しかった。」
その言葉を聞いて、心の中がフワッとするのが分かった。
・・・次男に、私の気持ちが伝わっていた。
ママも、凄く嬉しいよ。
嬉しくて嬉しくて、言葉に詰まって、返事がうまく出来なかったけど。
次男の言葉が、胸に沁みた。
明るい生活をずっと送れますように
通学型の通信制高校3年になってから、次男はほとんど休まずに登校している。
そして、私に、学校での出来事を沢山報告してくれるようになった。
笑顔で。

学校で、友人が何人も出来たと嬉しそうに話してくれた。
以前は、クラスで自分だけがLINEグループに入れてもらえないと嘆いて、部屋で泣いていたのに。
私に、人間関係の相談をしてくるようになった。
以前は、私が相談に乗ろうとしても「要らないから!!」と言って怒鳴っていたのに。
「今の学校に入って良かった。入学させてくれて、ありがとう」と私に言う次男。
以前は「もう学校に行きたくない、辛い、しんどい、嫌いな先生がいる、みんな相手にしてくれない、転校したい」と泣いて怒っていたのに。
一部の先生への不信感も募り、本気で転校を考えて、別の通信制高校のパンフレットを取り寄せたりしていたのに。
・・・本当に、こんな日が来るなんて。
数年前には、予想できなかった。
でも、何とかなるって信じて、前進してきた。
その気持ちが日の目を見る事になって、今はただただ喜びを噛み締めている。
どうか、このまま、明るく楽しく人生を歩んでくれますように。
まだまだ不安定な時期があって、心配は尽きないけれど。
進路についても、とても明るく、笑顔で話せるようになってきた。
自立して、自身が望む人生を送ってくれますように。
そう願ってやまない。
高校卒業資格が取得できる通信制高校&サポート校!まずは一括資料請求!
コメント