次男は小学校5年から登校拒否生活をスタート。
通信制高校に在籍する今も、心身ともに不安定な時期があります。
親の焦り
登校拒否が始まった頃、とにかく私は焦っていました。
早く登校できるようにしなくちゃ、とそればかり考えていました。
今思えば、大大大失敗です。
もっと穏やかな環境で、ゆっくり次男の話を聞いて、心身ともに休ませてあげれば良かったと思います。
そうすれば、もっと早くに次男の気持ちが落ち着き、色んな世界が開けていたのではないか、と思います。
でも、当時は、気持ちに余裕がなくて、少しでも早く次男を元の生活に戻したい思いでいっぱいでした。
田舎ゆえに、世間体もかなり気にしていました。

学校生活の中で、少しでも楽しそうなことを見つけては、次男に
「明日は楽しそうなことがあるよ!!学校に行ってみたら!?」
と話しかけていました。
それでも、次男の態度は変わらず。
週に1~2回登校するのがやっとの状態でした。
当時、次男が「明日は学校に行くよ」と夜に言うことがありました。
それを聞いて、私は嬉しくて嬉しくて狂喜乱舞。
でも、朝になると
「ごめんなさい、やっぱり行きたくない」
と次男はランドセルを背負ったまま、玄関で泣いていました。
その姿を見ている私も辛くなった。
きっと、私に心配をかけたくなくて、私を喜ばせたくて、次男は必死に勇気をふり絞って登校しようとしていたのだと思います。
次男の学校生活・・・予想外だった
私は小学校に行き、担任の先生、校長先生、養護の先生、クラブ担当の先生・・・学校の先生に、片っ端から話を聞きました。
また、同級生のお母さん達にも話を聞きました。
いじめはなかったか、次男の日頃の態度はどうだったのか、何か心当たりはないか、聞いて回りました。
そして、次男本人にも、少しずつ話を聞いてみました。
その結果、分かったことがいくつかありました。
①当時の担任の先生が、とにかく大声で怒鳴る女性だった。
怒鳴られることが苦手な次男には、毎日がストレス満載で苦痛だった。
②同じクラスの女子児童に、気が強い子が多数いて、次男に絡んだ。
彼女達は、毎日のように暴言を言ったり、次男の顔を殴ったりしていたこと
③次男は日頃から色んな雑務を引き受けていた為、都合の良い子扱いをされていた。
班で行う雑務があっても、班全員が次男に押し付けていたらしく・・・次男が反論しても、からかわれたり、無視されたりしていた。

あまりの現実に、私は震えあがりました。
ただし、上記のことは、次男から聞いたり、同級生の母親経由で聞いたりしているので、どこまでが真実か分かりません。
次男に絡んでいた同級生達は、私は親子ともに知っていましたが、証拠もなく、現場を見ているわけでもなかった為、個人的に追及することは出来ませんでした。
担任に相談・・・大失敗
次男の担任に相談したところ、心配して自宅まで様子を見に来てくれました。
でも、大声で怒鳴る担任が苦手な次男は、部屋から出てきませんでした。
その時、担任から「登校拒否になる原因に心当たりがない」と笑いながら言われました。
そこで、私の不信感は爆発しました。
クラスで次男が絡まれたり、顔を殴られたりしているらしいと話しました。
私の顔色が急に変わったことを察したのか、担任は
「そんなことは知らなかった、クラスで聞いてみます」
と言って、そそくさと帰っていきました。
あの担任に任せても大丈夫だろうか、、、という不吉な予感は大当たり。
なんと、相談した翌日に、クラス全員の前で
「次男君をいじめたのは誰だ!?お前か!?それともお前か!?」
と、クラス全員の前で怒鳴りつけて犯人捜しをしたそうです。
担任に相談しなければ良かった、、、と後悔しましたが、どうにもならず。
結局、次男は余計に学校に行きづらくなってしまいました。
そして、それ以降、私は担任には相談せず、信頼していた校長先生に相談することにしたのです。

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