ついに小学校を卒業した次男。
新生活となる中学校への入学を控えた春休み。
どうなるか、とにかく不安だった。
でも、不安であっても時間は過ぎてゆく。
中学へ入学
4月になり、あっという間に中学の入学式。
コロナ禍で、やはり簡素化された入学式。
どんな新生活になるのだろうか。
嬉しいやら不安やら、複雑な心境だった私。
双子たちは、自宅から自転車で20分程の場所にある中学に通学する。
慣れないうちは、同じ小学校出身者のグループで通学することになった。
双子を入れて5~6人が、一緒に通学することに。
次男も、慣れない通学路を一生懸命に自転車で走っていく。
嬉しかった。
次男の中学生活が順調にはいかないであろうことは、百も承知だった。
それでも、自分なりに一生懸命に通学しようとする姿勢が見えた気がした。
自転車通学を始めて数日で・・・
次男の自転車のタイヤに紐が引っ掛かって動けなくなり、車で急遽迎えに行ったりw
次男と友達が自転車同士でぶつかってハンドルが曲がり、自転車屋に修理に出したりw
・・・何かと大変だったけれど、私にとっては嬉しいハプニングだった。
またまた新型コロナの影響が・・・
そうやって、中学に通学を初めて、ようやく慣れてきたかな、と思った頃。
またもや新型コロナウイルスの影響が出た。
小学校に続いて、長期の一斉休校が決まった。
これはショックだった。
せっかく頑張って通学していたのに。。。
また元通りの生活になってしまうんじゃないか、と懸念した。
・・・その不安は的中する。
やはり学校が辛いと言う
中学での長期の一斉休校が終わる頃、次男の様子は小学校時代と同様になっていた。
「学校に行きたくない」「学校がつらい」
そう言って、自宅から出なくなっていた。

学校という場所が怖いと言う。
次男の担任は、穏やかで優しい雰囲気の男性だった。
親身になってくれていたが、次男はなかなか心を開こうとはしなかった。
また欠席する日が増えていった。
カウンセリングへ
担任の先生や養護の先生の勧めもあり、教育委員会の施設内で行われているカウンセリングを親子で受けることにした。
当初はカウンセリングについて、少々気が引けた。
精神面で病んでいるとレッテルを貼られた気がした。
担当のカウンセラーの先生は女性で、次男が中学を卒業するまでお世話になった。
一番最初は、次男が心理テストを受けた。
その結果、先生から言われたことは
「次男君は、本当に生き辛い人生を送ってきましたね。」
という言葉だった。
生まれついての次男の性格が、不登校に大きく影響していた。
驚いたしショックだった。
もっと早くカウンセリングに連れてくれば良かった、と後悔した。
それから、次男は中学でカウンセリングを受け、私は教育委員会の施設で、同じ先生からカウンセリングを受けた。
親子が別々に話をすることが良かったように思う。
ただし・・・次男はカウンセリングを喜んで受けていた訳ではなく、学校も休みがちだったので、私がカウンセリングを受けた回数の方が圧倒的に多かった。
私は、カウンセリングの際に、誰にも話せないことを聞いてもらえて、アドバイスを受けることが出来て、本当に有難いと思った。
辛かった出来事を話す時、何度も先生の前で泣いてしまったことがある。

ある日、先生から
「不登校のお子さんがいる親御さんは、鬱になる人が多い」
と聞かされた。
そうだろうなぁ、、、と妙に納得した。
実際に、私も次男の不登校の件で、精神面で不安定になったことは多々ある。
月に1度のペースでカウンセリングの予約をしていたが、先生の予約スケジュールがいつも一杯で驚いた。
このカウンセリングは、基本的に不登校の親子が受けるものだった。
カウンセリングを受ける人が、こんな田舎にこんなに沢山いるのかと驚いた。

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